８月１日といえば、「八朔（はっさく）」ですね。八朔とは8月朔日（1日）のことで、お世話になった人へお礼をする日のことをいいます。Wikipediaによりますと、【この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実節句（たのみのせっく）ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている（頼み合っている）人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった】とあります。
祇園の花街では、夏の絽の黒紋付の礼装姿の芸舞妓さんが、日頃からお世話になっているお茶屋さんや芸事のお師匠さん宅へご挨拶にまわられます。この暑い日の黒い着物にマスク着用でのあいさつ回りは、かなり辛いだろうなと思います。我々僧侶のシースルー的な法衣でも白衣などとともに重ね着しますと相当暑いですし、頭で目玉焼きがつくれそうです（笑）
これに合わせて、たぶん全国からカメラマンの方が大勢この姿を撮影しに来られますが、写真をお撮りになる方はマナーを守った撮影をお願いしますね。今年は例年通り行われる予定とのことですが、変更される可能性もありますので、お越しになる場合はご確認を。今日も楽しい一日を。
