日暈

日暈
 曇り空の京都東山です。18の日でしたか、垣根の剪定をしていたのですが、その時にふと空を見上げますと、日暈がでていました。

 暈とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことです。太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)といい、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)呼びます。日暈は空高く薄い雲がかかった際に、細かな氷の粒に太陽光が反射して発生するそうです。

 他にも、太陽の近くの雲が、緑や赤に彩られる現象は、彩雲と呼ばれます。これは、阿弥陀如来さまが菩薩を随えて、西方極楽浄土からやって来られるときに乗っている五色の雲として「来迎図」などにも描かれています。

 日暈や彩雲は仏教では吉兆といわれています。少し日にちは経ちましたけれども、みなさまに良いことがありますようにお祈りいたしております。今日も楽しい一日を。