晴れ空の京都東山です。今日は千手観音さまのご縁日です。さて、昨日は三十三間堂へ行きました。お堂内には、中央に安置される坐高3メートルの大きな千手観音さまと左右に500体ずつ、計1,000体の千手観音さまが祀られています。一体一体すべて違う表情をされていて、自分に似ているとか、会いたい人にそっくりのお像が必ず見つかるなどといわれていますが、実際に探すとなるととてもたいへんです。また、それぞれのお像にはお名前がついているのですよ。第一尊、尊宿尊、法眼尊…、、、
千手観音さまは、手が千本、眼が千個あることから、千手千眼観自在菩薩とも千手千眼観世音菩薩、千臂千眼観世音菩薩とも呼ばれます。また、観音さまの中でも際立って功徳を頂戴できるとされていて、蓮華王とも称することもあります。
「千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼経」には、一切の衆生を救い、利益を与え安楽にするには普通の姿では効力がないため、千手千眼をもって、衆生を救済すると説かれています。子年生まれ守り本尊としてのほか、諸々の苦難除去、諸願成就、恋愛成就、息災延命、罪障消滅、除病、福徳授与等の功徳があるとされています。しかしですね、三十三間堂の仏さまは、密でした(笑) おん ばさらだるま きりく 今日も楽しい一日を。