いいこととは?


笠地蔵
 朝から積雪の京都東山です。今は晴れています。こんな日は朝からワイドショーで、各地の状況などといって積雪の映像が映されますが、迷惑な話のように受け取ることがほとんどのように思います。車が動けないとか、雪下ろし作業や滑ってけがをしただとか。一方で、スキー場では恵みの雪ですとか、子供たちが雪だるまを楽しそうに作っていますという内容もありますね。ただ雪が降ったということだけなのですけれども、自分の考え方でいいことにも悪いことにもなりますよね。

 例えば、机から鉛筆が転げ落ちて拾わなくてはならない、これは面倒くさくて気分悪いですけれど、落ちた鉛筆の横に500円玉が落ちていたら、ラッキーなことになりすよね。ところが、拾い上げた時に机で頭を打ってこぶができたとなれば、結局いいことなのか悪いことなのか考え方は複雑です。

 他にも、いい人とはどんな人か、と考えた時に、自分を楽しませてくれたり、何かプレゼントしてくれるなど自分にとっていい人がいい人であって、みんながいい人だという人ではないと思うのですよ。ちなみに、お釈迦さまは、自分を成長させてくれたり、性格を高めてくれる人と付き合いなさいと仰っています。

 とにかく、物事をもう少し事務的といいますか客観的に、いろいろな見方で見られるようになって、つまらないことでイライラしないようになりたいものですね。今日も楽しい一日を。