元三大師さまご縁日

参拝 法話


　朝から雨の京都東山です。今日は「不成就日」です。一粒万倍日の反対で、その名前の通り、「何事も成就しない日」とされています。何かを決断したり始めることは止めた方がよい日です。つまり、何をやってもうまくいかない日なのです。しかし、そんなことばかり気にしていると日々のルーティンも失敗してしまうことにもなりかねません。そんな時は、お寺へお参りに行き、悪いことや失敗など起こらないようにと仏さまにお願いしましょう。

　このように、普段からお寺に足を運んでいただき、仏さまを意識していただけると幸いです。お寺は空気が澄んでいて、お線香のいい香りがして、手を合わせてお祈りすると気持ちがハレて、元気になれると思います。お参りは愉快な気持ちになれる行為だと思います。

　そして、今日は元三大師さまのご縁日です。おみくじの創始者であり、「角大師（つのだいし）」に変身されて、疫病除け・魔除け・厄除けをしてくださることで有名ですね。お坊さん名は「良源」ですが、正月三日が命日だったことから「元三大師（がんざんだいし）」と呼ばれています。

　ということで、不成就日をぶっとばせるように、角大師の御札をいただいてきて、玄関に貼ってみてはいかがでしょうか。今日も楽しい一日を。