彼岸明けです。

しょうぐうさん

 曇り空の京都東山です。さて、今日は一週間続きました彼岸明けとなります。六波羅蜜のお修行に先祖供養は行えましたでしょうか。彼岸花に萩の花は綺麗に咲いていましたか。六波羅蜜のお修行していると、仏さまの言葉が聞こえてきそうです。

【仏さまの言葉】

お前はお前で丁度よい

顔も身体も名前も姓も

お前にそれは丁度よい

貧も富も親も子も

息子の嫁もその孫も

それはお前に丁度よい

幸も不幸も喜びも

悲しみさえも丁度よい

歩いたお前の人生は

悪くもなければ良くもない

お前にとって丁度よい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと

行ったところが丁度よい

うぬぼれる要もなく 卑下する要もない

上もなければ下もない

死ぬ月日さえも丁度よい

仏様と二人連れの人生 丁度よくないはずがない

丁度よいのだと聞こえた時 憶念の信が生まれます

南無阿弥陀仏

 これは、江戸時代後期の曹洞宗の良寛さまの詩だと思っていましたら、真宗大谷派の藤場美津路さんの作だという説もあって、たしかに、曹洞宗では南無阿弥陀仏は言わないなと思われ、ま、そんなことより、「ちょうどよい」。足りないところを嘆いたり、運命のせいだとか言わないで、まずは、今の自分を肯定することですよね。今日も楽しい一日を。