一旦雨が上がり曇り空の京都東山です。さて、今夜は夏の夜空を彩る「五山送り火」ですね。「大文字焼き」ではなく、「五山送り火」です。雙林寺周辺からも五山すべてではありませんが、木々の隙間から辛うじて鑑賞することができます。
五山送り火はお盆にお迎えした精霊をお送りする伝統行事です。東山如意ヶ嶽の「大」の字が午後8時、最初に点灯し、左へ順に、「妙法」、「船形」、「左大文字」、「鳥居形」とそれぞれ約30分間点ります。これら5つの送り火はすべて京都市登録無形民俗文化財となっています。風の強さや小雨などによって、しっかりと点灯しない年もあります。
ちなみに、大の字の火床は75箇所、第1画の長さは80m、第2画は160m、第3画は120mあります。大文字の火床は、江戸初期には、杭を打ち、その杭に松明を結びつけていましたが、寛文・延宝の頃より現行の積木法にかわりました。自然の山膚(山の斜面)に若干土盛し、大谷石を設置し、その上に薪を井桁に組んで積み重ね(高さ約1.3m)、その間に松葉を入れます。大の中心には金尾と称して特別大きく割木を組んで入れて点火します。(京都観光NAVIより)
今年も残念ながら、新型コロナウィルスにより、点火の個数を大幅に制限して実施されるそうですが、ライブ配信されるので、ご覧いただければと思います。
この大文字山へは普段は歩いて登ることができますので、涼しくなったら久しぶりに登ってみるとしますか。今日も楽しい一日を。
●ライブ映像配信
五山の6つの山の様子を固定カメラで紹介。準備の様子も観ることができます。
令和3年8月16日(月) 15:00~21:00
*https://gozan-okuribi.com/2021.html
●テレビ中継
*BSプレミアム 令和3年8月16日(月)19:30~21:00
*KBS京都 令和3年8月16日(月)19:00~20:55
*BS11 令和3年8月16日(月)19:00~20:53