しょうぐうさん |
どうにも雨が止まない京都東山です。さて、お盆には各ご家庭へお参りに行きますが、その際、ご一緒に般若心経をお唱えしませんか、とお声がけしています。じっとお経を聞いているのもよいのですが、一緒に読経することで、次のようなことを感じられると思うからです。
まず、ご先祖さまに対して、ご供養やおもてなしをして差し上げられていると思えます。読経は、お坊さんの専売特許じゃありませんし、読経することで自分のお修行にもなります。そして、 自分が今生きているということは、過去から無数のご先祖さま方のご縁によるものだということを感じられます。また、多くのご先祖さまに護られて今ここにいるんだということも。
さらに、自分はご先祖さまからどのように思われているのかということを考えられます。叱咤激励なのか、優しい労いの言葉なのか。日頃の生き方、暮らしぶりを改めて考えられるに違いありません。
このように、お坊さんがご自宅へ来られた時には、一緒にお経を唱えてみるのもいいと思いますよ。今日も楽しい一日を。