今日は晴れ空にて夏至の京都東山です。さて、コメントいただきました在家得度について書いてみます。
一般家庭で暮らしている人が、得度を終え仏教徒になると、寺などで得度を終えた人たちと暮らし始めるのですが、そのまま今のご家庭で暮らすことをここでは在家得度と呼ぶことにします。
仏教徒になるには、教団の僧侶になる場合でも在家得度であっても、得度の儀式を受ける必要があります。先ずはお墓のある菩提寺のご住職にご相談されて、得度式を営んでもらいましょう。その内容や規模は寺によってまちまちですし、檀家がいないなどの理由で行っていないところもあるようです。
得度式は、お仏前において、これから戒律を守りながら仏教徒として生きていきますと仏道に帰依する誓いをたてる儀式です。
天台宗では、各教区毎に不定期ですが、「授戒会」というかたちで各寺院の檀信徒の参加を集って行いますので、その機会に参加されるのも結構かと思います。
また、得度ではありませんが、延暦寺では「大法会結縁潅頂」という儀式が行われています。薄暗いところで行われる神秘的な儀式で、仏さまを身近に感じることができると思います。今年は令和3年10月10日(日)に執行される予定ですので、詳しくは下記リンクをご参照いただければと思います。
いずれにしても、仏教徒として暮らしていくという気持ちを持ち続けることが大切です。その為にも結縁潅頂は意識づけにもなりますので、何度も参加されるといいと思います。今日も楽しい一日を。
■大法会結縁潅頂のおすすめ↓↓
http://www.tendai.or.jp/daihoue/project/kechienkanjyo.html