浴衣

 概ね晴れ空の京都東山です。いよいよ京都の夏の風物詩「祇園祭」が始まりました。宵山期間の7月15日(水)、16日(木)は、四条烏丸界隈、八坂神社までの四条通りなど、夕方から歩行者天国となり、屋台が立ち並びますから、事前に交通規制情報をご確認ください。

 お祭りのときもそうですが、雙林寺界隈ではレンタル着物屋が増えて、浴衣や着物姿の方が増えました。最近では現代の着こなしといいますか、様々に浴衣を楽しんでおられるようです。

 浴衣について調べてみますと、もともと入浴する際には「湯帷子(ゆかたびら)」と言う着物を着ていたそうで、江戸中期頃から裸で入浴するようになると、湯帷子が浴衣に変わって、入浴後の外出着となっていったそうです。現在では、家庭でくつろぐときや、旅館でお風呂上りに浴衣を着ますね。

 ただ、普段着慣れていないと、最初は帯の苦しさや歩きにくさを感じるかもしれませんが、帯の苦しさは背中が伸びることにつながりますし、浴衣が乱れないように歩こうとすると、どこか所作が上品に見えて、ゆったりとした時間を感じられるようになります。はじめはぎこちないかもしれませんが、ひとたび慣れれば気持ちも変わって、周りの景色も風情に満ちているように見えたり、風鈴の音色も、きっと楽しいものになりますよ。

 お祭りへ出かけますと、露店にお囃子に、見聞きするものに興味をひかれがちですが、目に見えない大いなる神さまへの祈りも忘れずに行っていただきたいと思います。今宵は浴衣を着て、思い思いの「夏祭り」をお楽しみください。今日も楽しい一日を。