八十八夜

 いいお天気の京都東山です。今日は「満月」と「一粒万倍日」が重なる開運日となります。

 5月の満月をウエサク満月(ウェーサーカの満月)といって、お釈迦さまがお生まれになり、悟りを開かれ、涅槃に入られた重なる日とされ、強いエネルギーが降り注ぐ、特別な聖なる満月です。今日も、何かいいことありそうですよ。

 特に、今年の5月は満月がひと月の間に2度あります。これは、2、3年に1度巡ってくる珍しいことで、その月の2度目の満月(今年は5月31日)のことを「ブルームーン」といって、見ることができれば、幸運に見舞われるといわれているそうです。実際の色が青く見えるわけではなく、主に「滅多にない(Once in a blue moon)」という意味の言葉に由来するとのことです。

 それと、立春から数えて88日目となる「八十八夜」です。「八十八夜に摘んだ新茶は特別で飲むと病気にならない」という言い伝えがあるそうです。

 伝教大師さまも日本茶と関わりがあります。伝教大師さまは、延暦24(805)年に仏典などとともに中国浙江省天台山からお茶の種を持ち帰られました。その種を蒔いて出来上がったのが、大津市坂本にある日本最古の「日吉茶園」です。

 最近、東京大学の研究グループが、日吉茶園の茶葉と中国浙江省天台山に現存する茶葉との比較で、DNA鑑定を行った結果、同種に間違いないとの研究結果が発表され、その信憑性がさらに高まったそうです。また、弘法大師さまもお茶を中国からお持ち帰りになられたと伝わります。

 今夜は、満月を愛でながら、命懸けで大陸に渡ったお坊さんを想いながら、お茶を楽しみたいと思います。今日も楽しい一日を。