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| 雙林寺 |
ところで、「桜の見頃はいつなのか」について考えてみたいと思います。そもそも、「満開」が見頃なのでしょうか。
テレビやネット上で開花情報を目にすると毎日気になって、なんだかソワソワしませんか。「まだ咲かないな」とか「今見に行かなくては」とか「まだ間に合うんじゃないかな」などなどいろいろ気になってしかたありません。
桜は自分の予定に合わせてくれませんから、あれこれ迷っているうちにどんどんと時間が過ぎてしまい、結局、「思っていた桜を見ることができなかった…」みたいなことになってしまったりします。満開だと思って出かけて行ったのに、満開ではなくて、早かったり、散り始めていたりで、タイミングがずれてしまうことは、あるあるなことではないでしょうか。
ですけれども、三分咲きであろうと散り始めていようが、それはそれで美しくはないですか。これから咲こうとするつぼみには春が来たことを感じられ、楽しい気持ちになれますし、散り始めていたとして、花吹雪の中を歩くと、ドラマのワンシーンの主人公にでもなったような気になれたりします。
つまり、桜を見に行くことができれば、いつでもどこでも楽しいように思います。目の前の桜に合わせていいところを見つけて楽しむことが大切なのだと思います。満開でないといけないというのは自分のこだわりで、そこだけにとらわれすぎると、悔しかったり、残念になって、桜に対して文句ばかりで不愉快な気分になります。桜には何の罪もないのですけれど。
これは、生きていくコツにも通じるように思います。人は見かけによらないとか、周りに合わせて、よいように物事を観たり考えたりと、そうやって楽しく過ごせるやわらかい心を持つようしたいものです。今日も楽しい一日を。

