ところで、年末が差し迫ってきまして、ボチボチと大掃除を始めているところですが、みなさまのお宅ではいかがでしょうか。護摩で本堂内は黒くなりますが、煤を払ったところで元には戻らず、汚れの年輪といいますか、漆喰壁が年々黒くなっています。昔の家には、囲炉裏、かまど、火鉢などで火を焚いていましたから、かなりの煤がほこりとともに積もったことでしょう。
大掃除は、仏壇や神棚からはじめるようにするとよいのですが、一度にまとめてやろうとすると、準備やら気合い、時間も必要ですから、まずはスケジュールを立てて「今日は、ここを掃除するぞ」と、部分的に何回かに分けて行うことをおすすめします。
パンタカ兄弟のお話にもあるように、お掃除はお修行のなかでも基本中の基本ですから、普段掃除をしない場所やこびりついた汚れだけでなく、モヤモヤ感の気持ちなども一掃して、気持ちよく心地よく新しい年を迎えたいものです。ぜひ今日からコツコツとお掃除をはじめましょう。今日も楽しい一日を。