若あゆ

 

若鮎
 いいお天気の京都東山です。明日は、町内会が本堂で開催されますので、午前中の参拝はできません。ご了承のほどお願いいたします。

 さて、「若鮎」のお供えがあがりました。「若鮎」とは薄く楕円形に焼いたカステラで求肥を巻き包んで、鮎の顔とひれの焼印が押されて作られた和菓子のことです。鮎漁が解禁される6月に合わせるように、京都の和菓子屋さんの店頭に並びます。

 Wikipediaによりますと、

【原型となったのは岡山県発祥の「調布」と呼ばれる和菓子と考えられ、若鮎自体も「調布」に含まれる場合もある。発祥地は定かではないが、岐阜県や京都府あるいは愛知県が挙げられることが多い。一説には、京都と東京で修行した菓子職人が1908年に岐阜市で創業する際に考案し、岐阜市の他店にも製造方法を伝えることで広まったとされている】

 とのことです。

 店によって顔の表情は違いますし、肥満?の鮎もいます。求肥と一緒にあんこや羊かんが入っていたり、代わりに羽二重餅だとか、はたまたブルーベリーやクランベリーなどフルーツを使ったものまであるそうです。

 大体5月から8月いっぱいくらいまでの販売なのですけれども、注文するときは単位に困るのですよ。お菓子なので、「1個」でいいのでしょうけれども、形を見ると「1匹」と言いたくなります。さすがに「1尾」とは言わないですけれど。それで、お店の人に聞いてみましたら、なんと「1本」なのだそうです。

 もしもこれから京都に来られることがありましたら、お土産にお買い求めになられてはいかがでしょうか。「1本ください!」と。今日も楽しい一日を