月天 |
アメリカ先住民が季節を把握するために、月の動きを観察して、農業や漁業、狩猟の目安にするために各月ごとに呼び名を付けていたそうで、アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン(Pink Moon/桃色月)」と呼ぶようです。春には鮮やかなピンク色の花が咲くからというのでそう呼ばれるのであって、実際に月がピンク色に見えるわけではないとのことです。また、ピンクムーンには、「願い事が叶う」とか「恋愛が成就する」などの不思議な力を与えてくれるそうです。
ところで、月の神さまは月天といいます。月光を神格化した神さまです。月の宮殿に王様としてお住まいで、暗闇の世界を明るく照らされていて、寿命は500歳といわれています。月の宮殿は、七宝の塀で囲まれていて、銀や瑠璃で飾られた美しい楼閣が、幾棟も立ち並んでいるまばゆい宮殿です。そして月天は、この宮殿で常に30人の美女を左右に侍らせて、そのうちの15人に赤衣を着せ、他の15人には黒衣を着せて舞を躍らせるなど、無上の歓楽を極めているそうです。子孫が絶えることはなく、月の世界を統治し続けているという神さまです。また、勢至菩薩さまの仮の姿ともいわれています。
こんなことも考えますと、今日の満月は幸運の月で、ご利益ありそうですね。今日も楽しい一日を。