魔除けの御礼(おふだ) ー降魔札(ごうまふだ)ー



今日は、天台宗の高僧、良源さまのお命日で、1月3日=元三なので、元三大師と呼ばれています。

元三大師さまは鬼の姿となって疫病神を退散したとされ、そのときのお姿を「角大師(つのだいし)」と呼びます。角が生え、目がグリグリッと丸く、口が耳まで裂け、あばら骨が浮いて見えます。このお姿を刷った御礼は、魔除けとして、特に江戸時代以降、家の玄関や入口に貼られています。

今年の延暦寺カレンダーの表紙は角大師で、「切り取ってご安置ください」とのご案内がありましたので、額に入れて本堂に掲げました。図像は銀色で、鏡のように映ったり光ったりします。どうぞ、おまいりの際拝んでいただき、疫病退散をお祈りいただければと思います。