十六夜

 晴れ空の京都東山です。昨夜は中秋の名月が明るくきれいに拝むことができました。今日は十六夜で、満月となります。満月の日は所願が成就されやすいとされています。

 十六夜とは、新月から数えて16日目の夜、あるいはその夜の月のことで、「いざよい」 または「じゅうろくや」と読みます。

 なぜ十六夜を 「いざよい」 と読むのかと調べてみますと、「いざよい」とは、ためらうとか進めないという意味の「いざよう」が名詞化したものなのだそうです。毎日少しずつ月の出が遅くなって、十六夜は十五夜の月よりもためらって出てくるように見えたため「いざよい」と呼ばれるようになったんだそうです。

 他にも、お月さまの呼び方はいろいろあるようです。

新月(しんげつ)・二日月(ふつかづき)・三日月(みかづき)・上弦の月(じょうげんのつき)・十三夜月(じゅうさんやづき)・小望月(こもちづき)十五夜の月(じゅうごやのつき)・満月(まんげつ)・十六夜月(いざよいづき)・立待月(たちまちづき)・居待月(いまちづき)・寝待月(ねまちづき)・更待月(ふけまちづき)・下弦の月(かげんのつき)

 科学が発達していない時代には月の満ち欠けが不思議で、月を愛でながら、物思いにふけったりしていたのでしょうね。それにしても、月はどこか魅力的なところがありますねぇ。今日も楽しい一日を。