天台宗総合研究センター

しょうぐうさん
 ところどころ晴れ間が見える雲の多い京都東山です。午後から天台宗総合研究センター第3班会議が宗務庁で開催されます。

 天台宗総合研究センターとは、これからの天台宗はどうあるべきか21世紀の教団づくりについて研究をしている組織です。基本的に非常勤で、大学の先生方を中心に様々な方が研究員として従事されています。ちなみに、天台宗ホームページには、【時代の変革に対応可能な人材の養成、寺院の在り方など現代社会が要望する諸問題を調査研究し、その成果の実現に必要な事業を行う】とありますね。

 私が所属する第3班は、インターネットを活用した布教について研究しています。例えば、ホームページやスマートフォンアプリ、YouTube動画の企画などです。過去に、「慈覚大師円仁アプリ」、YouTube動画「市川猿之助と巡る 比叡山 回峰行者の歩む道」(どちらも公開終了してます)などを企画し完成しました。

 そのほかにも、Wordを使った「寺報の作り方」や、紙芝居をスライド風の動画にしてみたり、オンライン会議を開催するための独自マニュアルの作成、寺院がクラウドファンディングを活用する場合についての考察など、このようなことを研究してきました。時には他教団へシステムの見学にも赴き、天台宗との比較や、今後のシステム構築に活かす研究にも取り組みました。

 そして、現在は、ChatGPTの活用方法だとか、実際に動画を自分たちで作成してみたりと、いろいろとやっております。そのうち、何か公開できるものが完成すればお知らせしますね。今日も楽しい一日を。